About Lab

研究内容

社会の複雑な課題に向き合い、
研究の力でスマート社会をかたちにします。

私たちの研究室では、複雑で大規模化する社会に潜む様々な課題の解決を目指して、システム科学における理論に基づいた「モデル駆動」のアプローチと、データサイエンスにおける実データから知見を引き出す「データ駆動」のアプローチを組み合わせることに取り組んでいます。
対象とする課題の特性や目的に応じて、これらをバランス良く融合させることで、より深い洞察や高精度な予測を実現することが可能となり、理論と実践の橋渡しとなる柔軟な研究スタイルが展開できます。
このような取り組みを通じて、情報技術が日常生活にますます溶け込んでいく未来社会をより良いものとするために、多様なステークホルダによる共創的デザインの方法論について研究を進めています。

  • 社会シミュレーションによるスマート社会のグランドデザイン

    社会シミュレーションによるスマート社会のグランドデザイン

    ここでは,社会共創デザインを可能とする社会シミュレーション手法の理論と実践について取り組みます.これは,模擬個票技術や現実の人流データを用いたリアルスケール社会シミュレーションにて都市全体を可視化し,それを使った街づくり手法を提案するものです.その中では,多種多様な人の行動変容を含む社会シナリオを高精度に可視化し,高い納得感を持つ社会政策をデジタルデザインする新しい仕組みであるデジタル社会実験手法を構築し,新しい街づくりの手法を提案・実践していきます.

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  • 柔らかな最適化手法によるモノづくりのDX化推進

    柔らかな最適化手法によるモノづくりのDX化推進

    ここでは,IoTを活用した価値共創によるスマートな「もの・ことづくり」手法の実現を目指します.具体的には,IoT(モノのインターネット)技術を活用し,製品やサービスの利用段階まで含めたデータを取得・分析することで,顧客と企業が共に価値を創り出す「価値共創」の枠組みを提案し 真のものづくりDXの実践を目指します.

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  • システム技術を用いた安全・安心な社会・経済基盤の構築

    システム技術を用いた安全・安心な社会・経済基盤の構築

    近年,サプライチェーンマネジメントにおけるリスクマネジメントの重要性が高まっています.特に,地震やパンデミックなど,時期や規模が不確実なリスクによるサプライチェーンの途絶は,時として大企業にも大きな損害を与えています.そのため各企業は,想定されるリスクに対し準備,対応することで生産能力を回復し,その後も積極的な定常運転が維持可能な,強靭性を有するレジリエンとなサプライチェーンネットワークを設計することが重要となります.またサステナブルな社会の実現を目指し,サーキュラーエコノミなど,環境に配慮した資源循環型のサプライチェーンが求められています.そこでここでは,リスクに応じた様々なタイプの確率計画法を用い,災害による途絶リスクに対し強靭であるとともに,資源を効率良く循環させることが可能なサプライチェーンについて研究を進めていきます.

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